【競馬予想】天皇賞・春で注目すべき血統は? 距離が長くなるほど成績がよくなる種牡馬をチェック (2ページ目)
アドマイヤテラは血統もすばらしい。母アドマイヤミヤビはGⅢクイーンC(東京・芝1600m)の勝ち馬で、GⅠオークスでも3着に入っている。四代母ウインドインハーヘアは名馬ディープインパクトの母であり、レイデオロの曽祖母。つまり、アドマイヤテラはウインドインハーヘア4×4の牝馬クロスを持っている。
ディープインパクトは2006年にこの天皇賞・春をレコードで勝利しており、長距離実績も十分。また、この牝系の5歳世代は、GⅠ有馬記念(中山・芝2500m)、GⅠホープフルS(中山・芝2000m)、GⅠエリザベス女王杯(京都・芝2200m)を勝ったレガレイラや、菊花賞を勝ったアーバンシックなどもいる"当たり世代"だ。
さらにアドマイヤテラは、スワーヴリチャード産駒のレガレイラとアーバンシックが受け継いでいるハーツクライの血を、母の父に持つ配合も興味深い。同牝系の5歳世代から3頭のGⅠ馬が出れば快挙だが、その走りに注目したい。
【もう1頭はキズナ産駒】
もう1頭はサンライズソレイユ(牡5歳、栗東・矢作芳人厩舎)を推す。重賞勝ちはなく、阪神大賞典では6着と敗れたが、姉カレンブーケドールは2021年の天皇賞・春で3着に入っている。
父キズナの産駒は、2021~24年の天皇賞・春で2着、2着、2着、3着に入ったディープボンド、昨年3着のショウナンラプンタと5年連続で馬券に絡んでいる。ショウナンラプンタとサンライズソレイユは、ストームキャットのクロスを持つ点も共通しているだけに、激走に期待だ。
以上、今年の天皇賞・春は、レイデオロ産駒アドマイヤテラ、キズナ産駒サンライズソレイユの2頭に期待する。
著者プロフィール
平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)
主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide
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