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アンカツ渾身の「3歳牡馬番付」 皐月賞&ダービーで勝ち負けを演じることができる上位3頭 (2ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Airo Niiyama

大関:ゾロアストロ(牡3歳)
(父モーリス/戦績:5戦2勝、2着2回、3着1回)

「オッ」と思わせるようなガツンとした勝ち方がなく、レースぶりもそこまでインパクトがあるわけではない。おかげで、目立った存在ではなく、一般的な評価もそれほど高くはない。

 それでも、これまでのキャリアを考えれば、決して軽視はできない。ずっと強い相手と戦ってきて、堅実な走りを披露。馬券圏外に外れたことは一度もなく、見た目の印象以上に強い馬だと思う。

 なかでも、前々走のGⅡ東京スポーツ杯2歳S(11月24日/東京・芝1800m)は好内容の競馬だった。最後に大外からいい脚を見せて、勝ったパントルナイーフ(牡3歳)にほんの少しだけ及ばなかった。負けたとはいえ、あの脚には見どころがあった。

 そうしたら、次走のGⅢきさらぎ賞(2月10日/京都・芝1800m)で1番人気に応えて勝利。それも、2着エムズビギンが先にいい脚で抜け出して「もうダメか」と思ったところから、強烈なキレ味で内からかわす味な勝ち方を見せた。

 おそらく、実戦にいって強いタイプなのだろう。どんな展開になっても、最後は確実に伸びてくる。その長所を生かせれば、伏兵以上の存在になる可能性は十分にある。

この記事に関連する写真を見る横綱:バステール(牡3歳)
(父キタサンブラック/戦績:3戦2勝、2着1回)

 2戦目の未勝利戦(12月20日/阪神・芝2000m)を勝ったあと、キャリア3戦目でGⅡ弥生賞(3月8日/中山・芝2000m)を勝った。実績馬も集う一戦にあって、これはなかなかできることではないが、それを実現したことにこの馬の素質の高さを感じた。

 GIを勝つような馬はどこかで光るものを感じさせる、というのが個人的な持論。その意味では、この馬は弥生賞でそれを見せた。最後に追い込んできたあの脚は、荒削りながら迫力満点だった。

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