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【競馬予想】混戦模様の桜花賞で、抜け出しそうな血統を持つ馬は? 牝系と配合に魅力がある2頭に注目 (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Takaaki Hiraide

 スウィートハピネスは血統も素晴らしい。曽祖母ファレノプシスは1998年の桜花賞馬にしてGⅠ秋華賞(京都・芝2000m)、GⅠエリザベス女王杯(京都・芝2200m)も勝った名牝。その半弟キズナは今をときめくリーディングサイアーと、名門牝系だ。祖母の父アグネスタキオンは、2007年の桜花賞の勝ち馬ダイワスカーレットの父であり、昨年の勝ち馬エンブロイダリー(父アドマイヤマーズ)や、GⅠ安田記念(東京・芝1600m)などマイルGⅠ3勝のソングライン(父キズナ)の祖母の父でもある。

 父リアルインパクトは、3歳にして安田記念を勝利した「仕上がり早」のマイラー。産駒にはGⅠNHKマイルC(東京・芝1600m)を勝ったラウダシオン、GⅡチューリップ賞(阪神・芝1600m)のモズメイメイなど、3歳の早い時期から活躍したマイラーを送っている。キズナと同じく父はディープインパクトのため、ソングラインとは非常に似た血統構成になっている。牝系、配合ともに魅力的な存在だ。

【もう1頭も牝系、配合ともに魅力】

 もう1頭はフェスティバルヒル(牝3歳、栗東・四位洋文厩舎)を推す。同馬は昨年のGⅠ皐月賞(中山・芝2000m)、GⅠ有馬記念(中山・芝2500m)を勝ったミュージアムマイルの半妹という良血で、同牝系に2024年のGⅠオークス(東京・芝2400m)、GⅠエリザベス女王杯(京都・芝2000m)を勝ったチェルヴィニア、今年のGⅡ日経賞を勝ったマイユニバースなど、近年の活躍が特に目立っているファミリーだ。

 父サートゥルナーリア、母の父ハーツクライという配合は、今回と同じ条件で行なわれた昨年のGⅠ朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)を勝ったカヴァレリッツォと同じ。フェスティバルヒル自身もこの舞台で新馬勝ちをしているため、ゲンのいいコースだ。

 以上、今年の桜花賞は、リアルインパクト産駒スウィートハピネス、サートゥルナーリア産駒フェスティバルヒルの2頭に期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

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