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安藤勝己厳選の「3歳牝馬番付」 勝ち負けのチャンスがある馬が多数いる「難解なクラシック」 (3ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Airo Niiyama

関脇:ギャラボーグ(牝3歳)
(父ロードカナロア/戦績:4戦1勝、2着2回、着外1回)

 未勝利勝ちを決めたあと、阪神JFに果敢に挑戦。勝ったスターアニス(牝3歳)からコンマ2秒差の2着と好走して、クラシックの有力候補に名乗りを上げた。実際、阪神JF3着のタイセイボーグがチューリップ賞を快勝し、この馬も世代トップレベルの1頭として評価できる。

 阪神JFで2着に屈したのは、スターアニスとの"キレ味"の差。ギャラボーグも確かな末脚を持っているが、スターアニスのほうがスパッとキレる脚を使える。その分、阪神JFでは距離適性の差でスターアニスに軍配が上がったと言える。

 無論、能力的には差がない。先にも触れたとおり、ギャラボーグはスパッとキレなくても、ジワジワと伸びて長くいい脚を使える。桜花賞は何とも言えないが、オークスでは逆転可能だろう。

 馬体重も500kg前後と立派。将来性を感じさせる。が、前走のクイーンCでは9着と振るわなかった。

 その敗因が何なのか。どこか、弱いところを抱えているのだろうか。そういった点で不安があり、「関脇」という評価にとどめた。

(つづく)◆安藤勝己の「3歳牝馬番付」 稀に見る大混戦のなか「大関」「横綱」に選定したのは?>>

安藤勝己(あんどう・かつみ)
1960年3月28日生まれ。愛知県出身。2003年、地方競馬・笠松競馬場から中央競馬(JRA)に移籍。鮮やかな手綱さばきでファンを魅了し、「アンカツ」の愛称で親しまれた。キングカメハメハをはじめ、ダイワメジャー、ダイワスカーレット、ブエナビスタなど、多くの名馬にも騎乗。数々のビッグタイトルを手にした。2013年1月31日、現役を引退。騎手生活通算4464勝、うちJRA通算1111勝(GI=22勝)。現在は競馬評論家として精力的に活動している。

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