【競馬予想】中山開幕週の紫苑Sは今年も高速決着か 穴党記者が目をつけた好位で運べる伏兵2頭 (2ページ目)
そこで、小田記者はそれらのことを踏まえて、本命リンクスティップを脅かす2頭の伏兵候補をピックアップした。
「脚質や展開を考えて、まず魅力を感じるのは、テリオスララ(牝3歳)です。
紫苑Sでの大駆けが期待されるテリオスララ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る 左後肢骨折による休養明けだった前走は、出走予定だったGIIIクイーンS(8月3日/札幌・芝1800m)を除外。やむなく自己条件の3勝クラス・STV賞(13着。8月2日/札幌・芝2000m)に回ったのですが、終始周りを囲まれた状態で、完全に消化不良の競馬となってしまいました。
その後、美浦トレセンに戻ってからは順調に調教を消化。1週前の追い切りが抜群の動きでした。前走時も決して悪い出来には映りませんでしたが、レースを使ったことで、型どおりによくなっています。
管理する田島俊明調教師も、『前走はこの馬の力を出せず、残念でした。本来のストライドの大きさを生かせる競馬ができれば』と、巻き返しへの手応えを得ています。昨年暮れのGI阪神ジュベナイルフィリーズ(京都・芝1600m)で3着に入った実績は、ここでは光っていますし、当時から『マイルもこなしましたが、2000mぐらいがベスト』という陣営の評価からも軽視は禁物です。
2歳時には、未勝利戦(札幌・芝1800m)、リステッド競走の萩S(京都・芝1800m)を逃げきり勝ち。もともと開幕週向きのスピードの持続力を兼備し、広い中山コースなら、すんなりと前にいけるのではないでしょうか。
現状、賞金的に秋華賞出走は微妙な状況。ここは権利獲りへ勝負駆けなのは明らかで、好位から鮮やかに抜け出していく姿を期待したいところです」
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