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【競馬予想】スピード決着必至のセントウルSで狙える穴馬2頭 人気急落の実績馬が高配当を演出か (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 ただし、好位で運ぶこの2頭が展開のカギを握るのは間違いありません。もし2頭が意識し合うポジションを取って牽制し合うようなら、それぞれの仕掛けの遅れも、頭の片隅に入れておく必要があるでしょう。

 となると、穴に狙いを定めるなら、逃げ&先行馬。そして、実績上位の2頭のすぐ後ろで脚をタメられる馬、ということになるでしょうか。いずれにしても、トウシンマカオとママコチャの両雄は並び立たないと踏んでいます」

 そこで、吉田記者は2頭の穴馬をピックアップ。1頭目は一昨年のレースで、14番人気で勝利し大波乱を演出したテイエムスパーダ(牝6歳)だ。

「一昨年にこのレースを勝って以降、低迷していましたが、前々走のオープン特別・韋駄天S(5月25日/新潟・芝1000m)で1着、前走のGIIIアイビスサマーダッシュ(8月3日/新潟・芝1000m)でも2着。千直の舞台でようやく"らしさ"が出て、完全復活を果たしました。

一昨年のセントウルSを制しているテイエムスパーダ photo by Eiichi Yamane/AFLO一昨年のセントウルSを制しているテイエムスパーダ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る しかし今回は、1ハロンの距離延長によって人気は急落気味。それ以前のレースで惨敗続きだったからでしょうが、それらのレースは展開が厳しすぎたのもありますから、持ち味を取り戻した今なら、そうした評価を覆してもおかしくありません。

 しかも今回、同型となるのはカルチャーデイ(牝4歳)ぐらい。そのカルチャーデイにしても、今や2~3番手からの競馬が板についている状況。テイエムスパーダが確実に主導権を握れるはずです。ここ最近の1200m戦の戦績からしてマークが甘くなる可能性も高く、時計の速い馬場を味方にしての粘り込みに注意したほうがいいと思いますよ」

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