2022.07.17

快速メジャーエンブレムの子、スワッグチェーンは「スラッとした体型で中距離が合いそう」

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Kyodo News

厳選!2歳馬情報局(2022年版)
第8回:スワッグチェーン

 現役時代に快速で鳴らしたメジャーエンブレム。その名牝の子がまもなくデビュー戦を迎える。

 美浦トレセンの田村康仁厩舎に所属するスワッグチェーン(牡2歳/父ロードカナロア)である。

スワッグチェーンの母は、2016年のGINHKマイルCを制したメジャーエンブレムスワッグチェーンの母は、2016年のGINHKマイルCを制したメジャーエンブレム この記事に関連する写真を見る  同馬の母メジャーエンブレムは、2015年6月にデビュー。初陣を完勝すると、続く500万下(現1勝クラス)のアスター賞(中山・芝1600m)も2着に2馬身半差をつけて快勝した。

 その後、3戦目にはGIIIアルテミスS(東京・芝1600m)に参戦。スローペースで逃げたものの、最後はキレ味勝負となって、デンコウアンジュの強襲に屈して2着に敗れた。

 しかし、この教訓を生かしたGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)では、よどみのない流れのなか、自らのリズムで疾走。4コーナーで早くも先頭に立つ強気の競馬を見せると、そのまま押しきってGIタイトルを手にした。

 さらに圧巻だったのは、年明け初戦に挑んだGIIIクイーンC(東京・芝1600m)だ。ここでも速いペースで逃げると、最後は後続に5馬身差をつける圧勝劇を披露。勝ち時計も1分32秒5という驚異的なタイムをマークした。

 そして、迎えた3歳牝馬クラシック第1弾のGI桜花賞(阪神・芝1600m)。断然の1番人気に推されたが、道中7番手という位置取りを強いられて4着に敗れた。

 それでも、続くGINHKマイルC(東京・芝1600m)で見事にリベンジを果たす。スタートを決めると、軽快なペースを刻んでトップを快走。直線に入ってからライバルたちが追撃を見せるが、最後まで抜かせずに鮮やかな逃げきり勝ちを収めた。