2022.01.14

京成杯は「中山/芝2000m」の適性を血統から分析。重賞初勝利に期待の2頭をピックアップ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Tokyo Sports/AFLO

 1月16日、中山競馬場で3歳馬によるGⅢ京成杯(芝2000m)が行なわれる。

 このレースは「3歳牡馬クラシック」の第1弾、GⅠ皐月賞と同じコース・距離で開催される。2018年の勝ち馬ジェネラーレウーノは同年の皐月賞で3着。2010年の勝ち馬エイシンフラッシュも皐月賞で3着になり、次走のGⅠ日本ダービーを制するなど、春のクラシック好走馬も出ている。

 そんなレースを、今回は血統面から占ってみよう。過去10年の京成杯で好成績を残している種牡馬は、ハービンジャーとハーツクライ。前者は2015年ベルーフと2016年プロフェットが勝利し、2019年はヒンドゥタイムズが3着。9戦して2勝、3着1回と3回に1回は馬券に絡む計算だ。後者も、2013年フェイムゲーム、昨年のグラティアスが勝利している。

 今年はハーツクライ産駒はいないものの、ハービンジャー産駒から2頭がエントリー。そのうちの1頭、アライバル(牡3歳/美浦・栗田徹厩舎)を本命に推したい。

昨年6月19日の新馬戦で勝利したアライバル昨年6月19日の新馬戦で勝利したアライバル この記事に関連する写真を見る  同馬は昨年6月19日、東京/芝1600mの新馬戦を勝利。1番人気に推された同レースでは、道中は中団追走からの差し切りで2着に2馬身半差をつけ、ゴール前では手綱を抑える完勝だった。2着になったプルパレイはその後2連勝し、GⅡデイリー杯2歳Sでも4着に入っており、ハイレベルなメンバー構成だった。

 アライバルは続くGⅢ新潟2歳S(新潟/芝1600m)でも1番人気で、直線では外を回りながら力強く伸びたが、先に抜け出したセリフォスを捕らえられず1馬身1/4差の2着に敗れた。このレースも強豪揃いで、勝ったセリフォスはGⅡデイリー杯2歳Sを勝利し、GⅠ朝日杯フューチュリティSで2着。3着オタルエバーは秋明菊賞、4着コムストックロードはつわぶき賞を勝利し、5着スタニングローズもGⅢサウジアラビアロイヤルCで0秒1差の3着。そのなかでの2着は確かな力がある証拠だ

 今回は新潟2歳S以来、約4カ月半ぶりの出走になる。ハービンジャー産駒はGⅠマイルチャンピオンシップのペルシアンナイト、GⅠヴィクトリアマイルのノームコアなど1600mのGⅠ馬もいるが、芝で挙げた477勝のうち最多の175勝を誇るのがこの2000m。同距離の中山では、京都の30勝に続く26勝を挙げている。