2021.09.25

タフな競馬が予想されるオールカマー。タイプが異なる伏兵2頭の大駆けに注意

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 秋の中距離GIを見据えた面々が集うGIIオールカマー(中山・芝2200m)が9月26日に行なわれる。

 過去10年の1番人気の結果を見てみると、3勝、2着2回、3着1回、着外4回。同様に2、3番人気もまずまずの成績を残しており、比較的"大荒れ"は少ないレースと言える。それでも、伏兵馬の台頭も時折見られ、3連単では何度か好配当が生まれている。

 はたして、今年はどうか。

 春のGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)を制したレイパパレ(牝4歳)、一昨年の海外GI香港ヴァーズ(香港・芝2400m)の覇者で、前走のGIクイーンエリザベスII世C(4月25日/香港・芝2000m)でも2着と好走しているグローリーヴェイズ(牡6歳)が出走。堅いレースに収まりそうだが、デイリー馬三郎の木村拓人記者は「穴党にも出番がある」としてこう語る。

「まず、レイパパレは本質的に2200mという距離は長いですよね。それに、ここが"勝負"というわけではありません。

 また、大阪杯は逃げて結果を出しましたが、あれは鞍上の川田将雅騎手が"勝負駆け"の騎乗をしたもの。そうでなければ、川田騎手は逃げる競馬をあまり積極的にはしません。

 つまり、今回はいわゆる"本番"ではないので、秋初戦のここはしっかり好位で折り合って、脚をタメて、という競馬をするはず。そうなると、他馬にも付け入る隙が生まれるのではないでしょうか。

 グローリーヴェイズも同様です。同馬にとっての"大本命"は暮れの香港。ここは、あくまでも秋の戦いを見据えての仕上げでしょう。

 さらに、今回は新馬戦以来となる中山。その新馬戦こそ勝っていますが、本質的には直線に坂のあるコースはマイナスで、絶対視は禁物です」

 では、どういった馬がこれら人気馬にひと泡吹かせることができるのだろうか。木村記者は展開を考慮して、タイプが異なる2頭を穴馬候補に推奨する。