セントウルSで狙うべき穴馬4頭。夏場も使われてきた西の馬か、条件合う東の馬か (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamistu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 木南記者ももう1頭、気になる馬がいるという。

ナランフレグ(牡5歳)です。一昨年暮れの3勝クラス・浜松S(中京・芝1200m)で、ものすごい勝ち方をしているように、ベストは左回りの1200m戦。同じ左回りでも1400m戦だと結果が出ないのですが、スプリント戦、それも中京の芝1200mだと、道中も直線も手応えが違うんですよね。

 前走のオープン特別・朱鷺S(10着。8月29日/新潟・芝1400m)から中1週で人気を落としそうですけど、鞍上の丸田恭介騎手もこのコースには自信を持っています。

 昨年も今年も賞金不足で、ベストの条件となるGI高松宮記念(中京・芝1200m)には出走できませんでした。同馬は、スプリンターズSよりも、狙いは来年の高松宮記念。そこまでに何が何でも賞金を加算したい馬で、条件的には今回がそのチャンスと言えるレースでもあり、一発あっても......」

 暑さが和らぎ、だいぶ過ごしやすい日々が続いているが、競馬界の熱き戦いはこれからが本番。大舞台に向けての熾烈な一戦で、ここに名前が挙がった4頭が"激アツ"の馬券を運んできてくれることを期待したい。

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