2021.08.14

毎年荒れる関屋記念で狙い目の2頭。過去の成績、血統、成長度からも連対の可能性大

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 8月15日、新潟競馬場でGⅢ関屋記念(芝1600m)が行なわれる。

 このレースは夏の上がり馬や実績馬が入り交じり、比較が難しい一戦。過去10年で1番人気の勝利は2勝と少なく、3連単は10万円超え2回を含む10年連続万馬券となっている。2桁人気の馬は馬券に絡んでいないが、人気馬同士で決着することが少なく、中波乱の可能性が高いレースだ。

 過去3年の傾向で目立つのが牝馬の活躍で、2018年は1~3着、2019年は2着、2020年は2、3着と、馬券に絡んだ9頭中6頭が牝馬というデータが残っている。この傾向に倣い、今年も牝馬を推したい。

 その牝馬の中でも特に成績がいいのが4歳馬で、新潟競馬場が左回りになってからの2001年以降、出走数は7頭と少ないものの、2勝(勝率28.6%)、3着1回という高い数字が残っている。

 今年の4歳牝馬はクリスティ(牝4歳/栗東・杉山晴紀厩舎)とロータスランド(牝4歳/栗東・辻野泰之厩舎)の2頭がエントリー。どちらも魅力的な存在だ。

今年3月の六甲Sを勝利したクリスティ今年3月の六甲Sを勝利したクリスティ この記事に関連する写真を見る  クリスティは前走のGⅠヴィクトリアマイル(東京/芝1600m)は10着と大敗したが、今年3月の六甲S(阪神/芝1600m)を勝利。左回りでは、昨年9月に2勝クラスの2010メモリアル ブエナビスタC(中京/芝1600m)を勝利し、2歳時にはアイビーS(東京/芝1800m)2着。ダートでも地方交流GⅡ関東オークス(川崎/ダート2100m)3着という実績がある。

 ここ最近は逃げでの好走が目立つ。この関屋記念は直線の長い新潟で行なわれるものの、逃げ馬の好走例が多く、近年では昨年8番人気のトロワゼトワルが2着に入り、2017年は7番人気のマルターズアポジーが勝利している。

 前走の10着大敗も気になるところだが、前述のトロワゼトワルは前走のGⅢ中京記念17着、マルターズアポジーはGⅢ七夕賞11着から巻き返している。逃げ馬は前走の成績をそれほど気にする必要はないのだ。