2021.06.02

アーモンドアイの二の舞は? 安田記念の大本命グランアレグリアが抱える不安

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • photo by Kyodo News

 春の「マイル王決定戦」GI安田記念(東京・芝1600m)が6月6日に行なわれる。

 注目は、昨年の最優秀短距離馬に輝いた大本命グランアレグリア(牝5歳)が再び圧倒的な強さを見せるのか。すなわち、前評判どおり「テッパン」なのかどうか、だろう。

 グランアレグリアは昨春の安田記念以降、距離に課題があった前々走のGI大阪杯(4月4日/阪神・芝2000m)こそ4着に敗れたが、マイル、スプリント戦では負け知らず。特にマイル戦に関しては、現在GI3連勝中で、今回も「テッパン」と評されるのも頷ける。

 とはいえ、昨年の安田記念では、今回のグランアレグリアとほぼ同じような立場にあったアーモンドアイが2着に敗れている。

 この時のアーモンドアイの単勝が1.3倍。いかに多くのファンが「負けようがない」と思っていたかがわかる。

 不安があるとすれば、まさにその1点。要するに、グランアレグリアがアーモンドアイと同じ二の舞にならないか、ということだ。

ヴィクトリアマイルを圧勝し、中2週で安田記念に挑むグランアレグリアヴィクトリアマイルを圧勝し、中2週で安田記念に挑むグランアレグリア  奇しくも、今回のグランアレグリアの、GIヴィクトリアマイル(5月16日/東京・芝1600m)から安田記念という臨戦過程は、昨年のアーモンドアイと同じ。そして、いずれもヴィクトリアマイルを圧勝し、2着馬につけた着差が4馬身というのも同じだ。

 さらに言えば、この安田記念がデビュー以来13戦目になる、というのも同じ。ヴィクトリアマイルの前のレースで、アーモンドアイが9着、グランアレグリアが4着と、馬券圏外に敗れているという点もよく似ている。