エフフォーリアは絶対じゃない。穴党記者がダービーでの逆転を確信する4頭 (2ページ目)
ダービーでの逆襲が期待されるグラティアス そうして、木村記者は今回、グラティアス(牡3歳)に注目する。
「シュッと動くのではなく、長くいい脚を使うタイプ。現状では、快勝したGIII京成杯(1月17日/中山・芝2000m)のような、好位につけて早め先頭から押し切る競馬が合っていると思います。
それが皐月賞(6着)では、外枠発走(8枠15番)で外を回されて、反応が早くないこともあって、3~4コーナーにかけて置かれる感じになってしまいました。その隙に、内を突いた馬たちが上位へ。
それでも、直線ではさらに外に振られながらも末脚を伸ばして、もう少しで掲示板(5着以内)というところまできました。それを考えれば、広いコースに替わるのは間違いなくプラスになるはずです」
姉にマイル戦以下で活躍するレシステンシアがいるとあって、距離延長が不安視されているが、木村記者はその点も「問題ない」という。
「上の兄姉を見る限り、母マラコスタムブラダの産駒はお父さんの特徴を出すタイプと言えます。グラティアスもいかにも父ハーツクライっぽいので、距離延長はむしろプラス。馬自身、まだまだ完成していないなか、皐月賞で6着と奮闘。上位との差がコース取りとの差と考えれば、十分に逆転は可能です」
木村記者はもう1頭、グレートマジシャン(牡3歳)を穴馬候補として推奨する。
「母ナイトマジックの子は、どの馬も長い距離でそこそこいい競馬をしています。柔らかめの動きで、総じてキレがないのも特徴ですが、この馬は兄姉と比べて硬めに出ている分、瞬発力があります。
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