2021.03.25

高松宮記念の「2強」ダノンスマッシュとレシステンシアを徹底比較!

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Sankei Visual

 3月28日、中京競馬場でGⅠ高松宮記念(芝1200m)が行なわれる。

 今年のメンバーを見ると、昨年のGⅠスプリンターズS(中山/芝1200m)勝ち馬で「最優秀短距離馬」に輝いたグランアレグリアこそ不在だが、昨年のこのレースの勝ち馬モズスーパーフレア、2017年の勝ち馬セイウンコウセイが揃い踏み。さらに、GⅠ香港スプリント(シャティン/芝1200m)を勝ったダノンスマッシュ、マイルGⅠ2勝のインディチャンプ、2018年最優秀2歳牝馬ダノンファンタジー、2019年最優秀2歳牝馬レシステンシア、昨年のGⅠNHKマイルC(東京/芝1600m)を勝ったラウダシオンと、7頭のGⅠ馬が顔を揃えた。

 中でも注目を集めそうなのはダノンスマッシュ(牡6歳/栗東・安田隆行厩舎)とレシステンシア(牝4歳/栗東・松下武士厩舎)だろう。前者は、世界の強豪が集まる香港スプリントで、レース史上初の"父仔制覇"を達成。後者は前走のGⅢ阪急杯(阪神/芝1400m)をレコード勝ちしてここに臨む。今回はこの「2強」をあらゆるファクターから比較してみよう。

高松宮記念でレシステンシアと人気を2分しそうな ダノンスマッシュ まずはダノンスマッシュ。メンバーで唯一の海外GⅠ馬だが、高松宮記念は2戦して1番人気4着、3番人気10着という成績。2019年の4着は、7枠13番という外めの枠も災いして0秒2差の惜敗。昨年の10着は道悪と、はっきりとした敗因がある。同コースで行なわれた昨年のGⅡセントウルSは勝利しているので、コース適性は問題なさそうだ。

 ただ、今回は香港スプリント以来、約3カ月半ぶりの出走になるのが不安材料だ。このレースは、前走からのレース間隔が10週以上の馬は過去1頭も勝っていない。1999年のシーキングザパール(3着)、2004年のデュランダル(2着)、2009年のスリープレスナイト(2着)、2015年のストレイトガール(13着)、2017年のレッドファルクス(3着)と、1番人気に推された馬もすべて敗れている。