「穴党のための」フィリーズレビュー。狙うべきは人気の盲点となる4頭 (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

 初戦が先行押し切り勝ち。2戦目が中団から差して2着と、レース運びにも柔軟性があります。一発を期待したいですね」

 太田記者ももう1頭、気になる馬はいるという。

ラヴケリー(牝3歳)です。デビュー戦(6月13日/函館・芝1200m)を完勝。その後は勝ち星を挙げていませんが、重賞で3着が2回、残る2戦はいずれも2着と実績は十分と言えます。

 北海道の洋芝で好走しただけでなく、今回と同じ阪神・芝1400mが舞台だった2走前のGIIIファンタジーS(11月7日)でもレコード決着の3着と好走。どんな馬場にも対応できるのは強みです。

 初戦は逃げて勝ちましたが、『ゲートは出遅れた』と高柳大輔調教師が話すとおり、もともと発馬は速いほうではなく、その後のレースぶりからわかるように、脚をタメて運んだほうが持ち味を発揮できるでしょう。キャリア5戦で4着以下なし、という堅実さがここでも生かされると思います」

「荒れる」フィリーズレビュー。今年は、人気の盲点となりそうな4頭を穴党記者が自信を持ってオススメする。素直にノッてみるのも悪くはない。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る