美女馬券師が弥生賞を大胆予想。ダノンザキッドを打ち負かす馬とは? (2ページ目)

  • text by Morinaga Maaya

 その一週前に行なわれたGIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)では、斤量55kgのダノンザキッドが2分2秒8で勝利。もちろん、ペースや相手関係は違いますが、時計だけを見ると、このメンバーに入っても十分期待できると思います。

「距離はもっとあってもいい」という陣営のコメントもあるので、今後のクラシックでも楽しみです。以前、管理する国枝栄調教師(※牝馬三冠を2度達成)に取材したとき、「いつかダービーを獲りたい」とおっしゃっていました。今年こそ、国枝調教師の夢が叶いますように! 応援しています。

 対抗はシュネルマイスター。休み明け14kgの馬体増で挑んだ前走の1勝クラス・ひいらぎ賞(12月19日/中山・芝1600m)では、軽くうながしただけで馬群からスイスイと抜け出して3馬身差の完勝劇。成長を感じますし、まだ底を見せていないところも大きな魅力!

 血統的に距離延長が鍵になりそうですが、そこは手綱をとるクリストフ・ルメール騎手のエスコートを信頼したい。ここでどういったレースを見せてくれるのか、注目です!

 ▲はダノンザキッド。新馬戦(6月28日/阪神・芝1800m)、GIII東京スポーツ杯2歳S(11月23日/東京・芝1800m)、ホープフルSと3連勝。無敗のGI馬となって、昨年の最優秀2歳牡馬にも輝きました。その戦績から、どうしても昨年の無敗の三冠馬コントレイルと重ね合わせてしまいます。

 しかしこちらは、クラシック第1弾となるGI皐月賞(中山・芝2000m)の前に、弥生賞出走を選択。前走で同じ舞台を経験し結果も出していますが、まだスムーズに手前を替えられなかったりと、課題も残しているようです。大目標はこの先、ということもあって、今回は少し割り引きました。

 とはいえ、この強さでも「まだまだ成長途上」というのは楽しみでもあります。無敗のGI馬が背負う"負けられない戦い"というプレッシャーを跳ね除けて、スターホースへの階段を駆け上っていくのか。注目すべき存在であることは変わりません。

2 / 3

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る