2021.02.26

阪急杯は種牡馬の実績を重視。3つの共通点がある牝馬2頭が中心だ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 2月28日、阪神競馬場でGⅢ阪急杯(芝1400m)が行なわれる。

 このレースは、3月28日に開催されるGⅠ高松宮記念(中京/芝1200m)の前哨戦。2014年のコパノリチャード、2013年のロードカナロアなどが、阪急杯と高松宮記念を連勝しているように、関連性が高い重要な一戦だ。

 過去に1200mでも行なわれていたが、2006年から1400mに変更された。それ以降に種牡馬として2勝を挙げているのがディープインパクト、キングカメハメハ、キングヘイロー、ダイワメジャーの4頭。今回は、ディープインパクトとダイワメジャーの産駒が出走を予定しているため、その産駒たちを中心に考えてみたい。

 まずはダイワメジャー産駒から、レシステンシア(牝4歳/栗東・松下武士厩舎)をピックアップ。

2019年度の「最優秀2歳牝馬」レシステンシア2019年度の「最優秀2歳牝馬」レシステンシア  同馬は2019年度の最優秀2歳牝馬で、この阪神コースではGⅠ阪神ジュベナイルフィリーズ(芝1600m)を制し、GⅠ桜花賞(芝1600m)でも2着。そのほか、GⅠNHKマイルC(東京/芝1600m)でも2着に入っている。「阪神/芝1400m」は初めてだが、1400mは2歳新馬とGⅢファンタジーS(共に京都)で2戦して2勝。条件は合っている。

 前走は昨年11月のGⅠマイルチャンピオンシップ(阪神/芝1600m)で、約3カ月ぶりの出走になる。同レースは骨折休養明けで体重も24kg増えており、ベストの状態ではなかった。それでもいいスタートを切ってハナを奪うと、グランアレグリアら強豪を相手に0秒8差の8着。決して悪い内容ではなく、今後につながるいい経験になっただろう。

 父ダイワメジャーの産駒は阪急杯で、2014年コパノリチャード、2015年ダイワマッジョーレが勝利。コパノリチャードはレシステンシアと同じ逃げ馬で、前述のように、続く高松宮記念も勝利している。レシステンシアはその再現を狙いたい。

 血統は、母マラコスタムブラダが亜GⅠフィルベルトレレナ大賞典(芝2200m)勝ち馬で、1歳下の弟グラティアス(父ハーツクライ)は、デビュー2連勝でGⅢ京成杯(中山/芝2000m)を勝ったクラシック候補。勢いのある血統だけに、弟に続けるか注目だ。