2021.02.13

超難解な京都記念。穴党記者が悩んだ末に導いた高配当をもたらす3頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 阪神競馬場に舞台が移る関西では今週、伝統の古馬重賞、GII京都記念(2月14日/阪神・芝2200m)が行なわれる。

 過去10年で1番人気は2勝、2着2回と、やや精彩を欠いている。昨年こそ、クロノジェネシスが人気に応えて快勝したものの、レイデオロ、マカヒキ、ハープスター、ジェンティルドンナといったそうそうたる顔ぶれが断然の人気を裏切って苦杯をなめている。

 今年は阪神開催ゆえ、過去の傾向は関係しないかもしれないが、頭に入れておきたい事実である。

「ただ、その割には"大荒れ"もないんですよね。ここ10年で7番人気以下は一度も馬券に絡んだことがありません」と語るのは、日刊スポーツの太田尚樹記者である。

 しかしながら「今年は様相が違う」と言って、こう続ける。

「何より、京都競馬場が改装中で開幕週の阪神競馬場での開催されること。そして、メンバーを見ても確たる軸馬が不在であること。かなり難解なレースになったと思います。

 出走予定11頭中10頭が、前走で馬券圏外に沈んでいます。人気を集めそうなラヴズオンリーユー(牝5歳)にしてもGI有馬記念(12月27日/中山・芝2500m)で10着、ワグネリアン(牡6歳)にしても昨夏のGI宝塚記念(阪神・芝2200m)以来で、同レースでは13着と大敗を喫しています。そのワグネリアン同様、休み明けの馬も多く、例年よりも荒れる要素はたっぷりとあります」

 デイリー馬三郎の木村拓人記者も、今年の人気どころは信頼を置けないという。

「まともならワグネリアンでしょうけど、ピーク時にはまだ遠く、ラヴズオンリーユーもオークスを勝っているとはいえ、本質的に2200mの距離は長く、昨年後半のダメージが残る、阪神のタフな芝もマイナスでしょう。

 ステイフーリッシュ(牡6歳)も人気では買いたいタイプではないですし、だからといって、とんでもない穴馬には食指が動かず......。そう思うと、出走予定だったセンテリュオ(牝6歳)が急きょ回避して、引退してしまったのが痛いですね......」