2020.12.05

チャンピオンズCで不気味な一頭。今年最初のGI覇者に一発はある

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro

ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

 日本中が熱狂し、すばらしい勝負が繰り広げられたGIジャパンCは終わりましたが、秋のGIシリーズはまだまだ続きます。

 今週は、ダートの頂点を決めるGIチャンピオンズC(12月6日/中京・ダート1800m)が行なわれます。

 この秋のGIはスプリンターズSのグランアレグリアに始まり、1番人気が7連勝中。これは、グレード制導入後の最多タイ記録で、今回も1番人気が勝てば、8連勝の最多記録となるみたいですね。

 また、今年の全国リーディングをほぼ手中に収め、ここまで重賞17勝、うちGI8勝という抜群の成績を収めているクリストフ・ルメール騎手が、現在JRAの平地GIを4週連続で勝利中。もしチャンピオンズCも勝てば、GI5週連続勝利、GI年間9勝という2つの最多記録の樹立となるようです。

 いずれも注目されますが、チャンピオンズCでは1番人気濃厚なクリソベリル(牡4歳)に川田将雅騎手が騎乗。ルメール騎手が手綱を取るのは、おそらく2番人気のカフェファラオ(牡3歳)。要するに、1番人気馬の連勝記録と、ルメール騎手のGI連勝記録は両立しないことになります。どちらの記録が更新されるのか、はたまたどちらの記録もここで途絶えてしまうのか、気になるところです。

 さて、クリソベリルに騎乗する川田騎手は現在、全国リーディング2位。しかしながら、昨年のチャンピオンズCを同馬で勝って以降、JRAでのGI勝利はありません。ルメール騎手の他、リーディング3位の福永祐一騎手、4位の松山弘平騎手らがGIで結果を残しているだけに、川田騎手もここでは何としても結果を残したいところでしょう。

 そこで今回は、川田騎手のGI勝利への執念にも期待して、まずはクリソベリルを有力視したいと思います。

 初めての海外遠征で、世界から強豪が集まった海外GIのサウジカップ(2月29日/サウジアラビア・ダート1800m)こそ7着に敗れましたが、国内では8戦8勝と無敗。地方交流レースを含めてGIを4勝しています。

 前々走の地方交流GI帝王賞(6月24日/大井・ダート2000m)、前走の地方交流GIJBCクラシック(11月3日/大井・ダート2000m)にしても、ともに楽勝。今の日本のダート界では"敵なし"と言っていいのではないでしょうか。