森香澄アナが初タッチの競走馬に夢中「筋肉が美しくて結婚したいなぁって」 (2ページ目)

  • 石塚隆●文 text by Ishizuka Takashi

――番組の進行などに関して、気にかけていることはありますか。

森 先ほどもお話しましたが、まずは馬名とオッズの正確なアナウンス。あとは、(私よりも)視聴者の方のほうが競馬には詳しいと思うので、知ったかぶらないことですね。わからないことがあれば、放送中であっても聞くようにしています。

 たとえば、初めて番組を見る人や競馬歴が浅い人は、たぶん私とわからないことが共通していると思うんです。そういうことも考えると、私と一緒に成長してくださる視聴者へ向けたやり方もあるのかなと思っています。

――『ウイニング競馬』の魅力と言えば、どういった点になるのでしょうか。

森 コロナの影響で今は難しいのですけれど、やはり"現場"での取材量だと思います。競馬場にはもちろん、トレセンにも行きますし、騎手や調教師の方々にレースや馬の話をたっぷりとうかがっています。

 また、『ウイニング競馬』では、騎手の方の素顔や意外な一面などをお伝えすることも大切にしていて、レースだけにとどまらない情報もたくさんあるので、その点はこの番組の楽しみのひとつだと思います。そういうところもあってか、武豊騎手には「ウイニング競馬の取材って、いい意味でゆるいよね」と、よく言われるんですよ(笑)。

――シビアな世界ですけど、そういった情報があると視聴者の方々も和むと思います。

森 そう言っていただけると、うれしいですね。騎手の方々はみなさん、プライベートな話もどんどんしてくださって、レースの時とは違った魅力的な姿をたくさん見せてくれています。(そういった一面をお伝えすることで)武騎手は「競馬に興味をもってもらうきっかけになればありがたいよね」と、いつもおっしゃってくれています。

 『ウイニング競馬』にはそういった使命や意義があるような気がしています。番組を通して、いろいろな角度から競馬を楽しんでいただければうれしいですね。

――森さんが『ウイニング競馬』の担当になって約半年ですが、これまでで印象に残っているレースなどはありますか。

森 番組を担当する前になってしまうのですが、昨年末の有馬記念です。パドックを見に行かせていただいて、競馬のことはまったく知らなかった私ですが、なぜか「リスグラシューが一番カッコいい!」と思ったんですね。そうしたら、本当にレースを勝ってしまって......。あの時はびっくりしました。

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