2020.06.25

宝塚記念はズバリ「元3冠候補」が本命。
強調材料が3つも揃っている

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 昨秋からこの春までの臨戦過程は、昨年の宝塚記念勝ち馬リスグラシューとそっくり。リスグラシューは4歳秋にエリザベス女王杯を勝利後、香港ヴァーズ2着、GⅡ金鯱賞(中京/芝2000m)2着だった。

 金鯱賞の後に出走した香港のGⅠクイーンエリザベス2世C(芝2000m)で3着だったが、大阪杯と同じ牡馬混合の芝2000mのGIレースで好走したという点は共通している。リスグラシューは昨年の宝塚記念を3馬身差で圧勝し、秋には豪州のGⅠコックスプレート(芝2040m)、そしてGⅠ有馬記念(中山/芝2500m)では5馬身差の圧勝で、年度代表馬まで上り詰めた。

 エリザベス女王杯とは、距離が同じということもあってこのレースの関連性が深い。2016年の勝ち馬マリアライト、2005年の勝ち馬スイープトウショウも両レースを勝っている。

 過去の3頭はそれまでに牡馬混合のGI勝ちがなかったが、ラッキーライラックはすでに大阪杯で勝利。しかも同じ阪神コースで、距離も200mしか変わらないという近い条件で結果を残しているうえ、阪神コースは5戦3勝、2着1回の得意コースだ。信頼性は高いと言える。

 ラッキーライラックは血統もこのレース向きだ。父オルフェーヴルは2012年の勝ち馬で、その父ステイゴールドの産駒ではオルフェーヴルのほかに、2009年ドリームジャーニー、2010年ナカヤマフェスタ、2013、14年ゴールドシップと、このレースを5勝。オルフェーヴルの母の父メジロマックイーンも1993年の勝ち馬だ。競走実績、過去の傾向、そして血統と、強調材料が多いため本命に推したい。