サマースプリント第2戦のCBC賞。復調の3歳牝馬は要チェック! (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 2012年に馬場が改修された以降の中京芝1200mの種牡馬別成績を見ると、ディープインパクト産駒が13勝(そのうちCBC賞で2勝)で最多となっている。ディープインパクト産駒はどの条件も満遍なく勝利しているが、中京芝1200mでの13勝は小倉芝1200mの23勝に次ぐ勝利数で、勝率(11.1%)は全9場で3位。連対率(24.8%)は1位となっている。

 今年のCBC賞に登録されたディープインパクト産駒は、アレスバローズ(牡7歳/栗東・角田晃一厩舎)とラベンダーヴァレイ(牝6歳/栗東・藤原英昭厩舎)の2頭だ。

 アレスバローズは昨年の同レース勝ち馬で、前走の高松宮記念は9着と敗れているが、前々走のGIIIシルクロードS(京都・芝1200m)では0秒4差の5着。今回のメンバーに入ればチャンスはあるだろう。

 一方のラベンダーヴァレイは、前走の3勝クラスの水無月S(阪神・芝1200m)で2着となった"格下馬"だが、父ディープインパクト、母の父フレンチデピュティの配合は2015年の勝ち馬ウリウリと一緒。牝馬ということでハンデも51kgと軽く、大駆けが期待できそうだ。

 以上、今回は3歳牝馬アウィルアウェイと、ディープインパクト産駒の2頭を中心に考えたい。

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