中山向きの伏兵4頭が平成最後の
クラシック・皐月賞で大暴れの予感 (4ページ目)
松田記者ももう1頭、気になる馬の名前を挙げた。
「ヴェロックス(牡3歳)です。サートゥルナーリアを負かすなら、同馬よりも"前"で運べる馬と見て、面白い存在だと思いました。これまでの3勝はすべて、3~4番手の好位から最速の脚を使って完勝。立ち回りのうまさは、いかにも皐月賞向き、といった印象を受けます。
道悪もこなす脚力があり、やや重だった前走・若葉S(1着。3月16日/阪神・芝2000m)の走破時計は、翌日の古馬準オープン・但馬Sと同じ2分2秒1と優秀なものでした。重賞勝ちこそありませんが、GI馬2頭とは未対戦で、勝負づけが済んでいないのも大きな魅力です」
平成最後の牡馬クラシック。波乱の立役者として歴史に名前を刻む馬が、この4頭の中にいるかもしれない。
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