2019.02.17

名手ルメールが「相当な馬」と絶賛。
大一番へ夢膨らむラストドラフト

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

2019年クラシック候補たち
第3回:ラストドラフト

 今年の3歳クラシック戦線において、母子2代でクラシック制覇を目指す馬がいる。美浦トレセン(茨城県)の戸田博文厩舎に所属するラストドラフト(牡3歳/父ノヴェリスト)である。

 同馬の母は2011年、3歳牝馬のクラシックであるGI桜花賞(阪神・芝1600m)を制したマルセリーナ(父ディープインパクト)。後方一気の鮮やかな差し切り勝ちで見事に戴冠を果たした。

 同馬は以降も重賞戦線で奮闘。5歳時にはGIIIマーメイドS(阪神・芝2000m)を勝つなど、息の長い活躍を見せた。

 その彼女が2016年に産んだのが、ラストドラフトである。

京成杯でも力強い競馬を見せたラストドラフト 昨秋の2歳新馬(11月25日/東京・芝1800m)でデビュー。道中は中団で待機すると、直線で力強い末脚を披露。33秒1という上がりをマークして、初陣を飾った。

 そして、続く2戦目ではいきなり重賞に挑戦。年明けのGIII京成杯(1月14日/中山・芝2000m)に挑んだ。

 同レースでは前走とは一転し、好スタートから先行。2番手のポジションにつけて、レースの主導権を握った。3コーナーから後続も進出し始めて馬群は一団となるが、ラストドラフトは直線入口で早くも先頭へ。そのまま直線半ばで後続を突き放すと、最後は1馬身4分の1差をつけて快勝し、新馬勝ちからの2連勝を決めた。