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荒れるシルクロードS。今の荒れた
京都に合う「荒ぶる3頭」がいた (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 また、日刊スポーツの太田尚樹記者は、そのスプリンターズSの上位馬で、今回人気が予想される面々の、仕上がり自体に疑問の目を向ける。

「スプリンターズSで2着、4着に好走したラブカンプーとダイメイプリンセス(牝6歳)は、ともに森田直行厩舎の管理馬ですが、今回は2頭とも休み明け。陣営としては、2頭に対して慎重な構えを見せています。

 それに、この冬の京都の芝は時計がかかっていて、差しが決まる傾向にあります。2週前に行なわれたリステッド競走(※オープン競走の中でグレード競走に次ぐ重要な競走)のオープン特別・淀短距離S(1月14日/京都・芝1200m)も、勝ち時計は1分9秒1という遅い決着。(前を行く)スピード一辺倒の馬には厳しい条件にあると思います。とすれば、伏兵陣にも付け入る隙があるのではないでしょうか」

 そこで、太田記者が注目するのは、アンヴァル(牝4歳)だ。

初の重賞制覇を目指すアンヴァル初の重賞制覇を目指すアンヴァル「前走は、先に触れた淀短距離Sで頭差の2着でした。先行馬総崩れのハイペースになり、結果的に2番手から積極的にレースを進めたことが裏目に出てしまいましたが、それでも2着に踏ん張れたのは高く評価できると思います」

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