1番人気が鉄板の東海Sはヒモ穴狙い。地味系3頭がド派手な仕事するぞ (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 過去に波乱を起こした馬を見てみると、狙ってみたいパターンが1つある。それは、前年の東海Sで2着となった馬である。

 先述のモルトベーネは、2017年で2着に入ったあと、2018年にも3着(6番人気)となって、このレースとの相性のよさを見せた。また、2014年に3番人気で2着となったグランドシチーは、翌2105年も9番人気と評価を下げながらも、再び2着に入って好配当をもたらしている。

 このことから、今年もシンプルに前年の2着馬を狙ってみるのはどうか。コスモカナディアン(牡6歳)である。

コスモカナディアンが昨年に続いて再び波乱を起こすかコスモカナディアンが昨年に続いて再び波乱を起こすか 先にも触れたとおり、昨年も人気薄で2着に飛び込んできた同馬。その奮闘以降は、9戦もこなしながら、パッとした成績を残せていない。東海Sでの激走は完全にフロック視されて、今年も低評価にとどまることは間違いないだろう。

 だが、ダート重賞やオープン特別をコンスタントに使われてきているのは強み。勝ち星こそないものの、掲示板には5度載っていて、重賞でも差のないレースを見せたことがある。前走のオープン特別・ベテルギウスS(2018年12月28日/阪神・ダート1800m)でも、勝ち馬からコンマ2秒差の4着と好勝負を演じた。

 力は一枚劣るかもしれないが、調子自体は悪くないと考えられ、相性のいい舞台に戻れば、波乱にひと役買っても不思議ではない。前年2着の再現を期待したい。

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