万馬券100%の函館スプリントS。この4頭で月収レベルは稼ごうか (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 そうなると、やはり「コース実績が重要になってくる」とデイリースポーツの大西修平記者は言う。

「本州の競馬場に比べて(北海道の競馬場は)芝丈が長く、密集しています。その分、パワーを要するのですが、今はスピードも求められるコースになっています。おかげで、より適性がモノを言う舞台だと言えます。

 そうした条件にあって、今年は過去に結果を残している軽量の3歳馬が出走しないため、例年以上に北海道の洋芝実績を重視して予想を組み立てる必要がありそうです。状態などをしっかりと見極めながら、狙いを定めていかなければいけませんね」

 そこで、大西記者が注目するのが、10歳馬のエポワス(せん10歳)。昨年のこのレースでも7番人気で3着に入り、さらにその後のキーンランドC(札幌・芝1200m)では、12番人気で大金星をゲット。洋芝の適性が高いうえ、"穴実績"が豊富なのは魅力だ。

「近2走はふた桁着順と不振続きですが、3走前にはキーンランドCを制し、昨年のこのレースでも3着。函館では6戦して1勝、2着3回、3着1回、着外1回と好成績を残しており、コース適性はかなり高いです。

 今回はおよそ3カ月ぶりのレースになりますが、しっかりと乗り込まれており、仕上がりは上々。10歳馬でも馬体に張りがあり、衰えはまったく感じられません。昨年より1kg増となる斤量57kgを克服できるかどうかがポイントになりますが、過去にも同斤量を背負って結果を出しています。この斤量増で人気が落ちるようなら、ますます狙い目となるのではないでしょうか」

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る