高松宮記念は3タイプの穴馬「前哨戦2着・前走惨敗・7歳」で幸せに (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 力があっても、7歳という高齢馬となれば、どうしても衰えが心配される。それだけで嫌われて人気を落とすことが競馬では多々ある。

 しかし、実際に7歳馬が馬券に絡んでいることは先述のとおり。今年も7歳というだけで人気を落としそうな実力馬を狙ってみてはどうだろうか。

 メンバーを見渡すと、今年は4頭の7歳馬がいるが、面白そうなのはネロ(牡7歳)だ。

 2016年にGIII京阪杯(京都・芝1200m)を制したが、以降はふた桁着順に沈むことも多く、完全に低迷していた。それが、昨年の京阪杯(11月26日)で1年ぶりの勝利を飾った。

 そして、前走のオーシャンSでも4着とまずまずの走りを見せたが、ここ2走は「展開に恵まれた」という見方も強く、7歳という年齢から上積みがないと見られて伏兵扱いにとどまりそうだ。

 強力なメンバーが集結することを思えば、そうした評価も妥当と言えるが、過去の7歳馬の奮闘を忘れてはいけない。再び今回、ベテランの逆襲があっても不思議ではない。

 現役最速馬を決める大一番。およそ1分余りの激闘によって、高額配当をもたらしてくれる馬が、きっとこの3頭の中にいるはずだ。

◆高松宮記念の「消しがちな外国馬ブリザード」が実は弱点を克服した説>>

◆高松宮記念はスプリンター系の桜花賞馬レーヌミノル「復活の舞台」だ>>

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