フェブラリーSなら信頼のゴールドアリュール産駒。中でも狙い目は? (3ページ目)
生産者はサンライズバッカス、リアルサファイヤ、そしてコパノリッキーとも同じ日高・ヤナガワ牧場だ。父、母系のリアルシャダイ、生産者と、コパノリッキーとは非常に共通点が多い。
ヤナガワ牧場といえば、2年連続年度代表馬のキタサンブラックの生産牧場でもある。2頭の看板馬は昨年いっぱいで引退したが、このサンライズノヴァが後継として、早くも新たなGI馬になるかもしれない。同じ父の産駒のコパノリッキーもゴールドドリームも、このレースを勝った4歳時は重賞1勝の身で、そこからチャンピオンの座まで上り詰めた。今年唯一の4歳馬であるサンライズノヴァには、このレースをきっかけに同様のステップアップを期待したい。
サンライズノヴァ以外には、やはり前年の覇者ゴールドドリームには注意が必要だろう。その他では、前走のGII東海S(1月21日/中京・ダート1800m)で重賞2勝目を飾ったテイエムジンソク(牡5歳/木原一良厩舎)と、GIII根岸Sを勝ったノンコノユメ(セン6歳/加藤征弘厩舎)をチェックしておきたい。
2頭は同牝系に属しているが、このテイエムジンソクの5代母でノンコノユメの4代母マイビューパーズの子孫からは、昨年から今年にかけ、GI NHKマイルCのアエロリット、GI阪神ジュベナイルフィリーズのラッキーライラックと、2頭のGI馬が出ているのだ。テイエムジンソクの快進撃も、ノンコノユメの復活も、この牝系の勢いの一環と思えてならない。2頭の牝馬に続くGI勝ちの可能性も十分だ。
◆弱冠20歳にして世界を行脚。藤田菜七子ジョッキーは何を見たのか?>>
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