2017.12.08

阪神JFは荒れて当然。「気まぐれ少女の
穴馬3頭」がボーナス支給だ

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 次に、穴馬の傾向として目についたのは、GIIIファンタジーS(京都・芝1400m)経由であることだ。

 このレースは例年11月に行なわれており、阪神JFへの重要なステップレースであることは間違いない。ところが、ファンタジーSの好走馬は、阪神JFでの1ハロンの距離延長が懸念されることが多い。その結果、本番で人気にならず、過去にもそうした馬がしばしば穴を開けている。

 2011年に8番人気で2着となったアイムユアーズがいい例だろう。同馬は夏のGIII函館2歳S(函館・芝1200m)で2着に入り、続くファンタジーSでは見事快勝するも、それまで1400m以下のレースしか走ってこなかったことから、距離延長が不安視されて低人気にとどまった。

 2009年に6番人気で3着に入ったベストクルーズも、ファンタジーSで2着と好走したものの、本番ではそこまで評価は上がらなかった。同馬は距離面でも不安はなかったが、優勝馬が派手な勝ち方をした分、そのレースぶりが地味に映って見過ごされたのかもしれない。

 そして今年も、ファンタジーSで勝ち負けを演じながら、さほど人気の上昇が見込めない馬がいる。コーディエライト(父ダイワメジャー)である。

 同馬は、GIII新潟2歳S(8月27日/新潟・芝1600m)で2着。続くファンタジーSでも2着と奮闘した。その安定感からそこそこ人気するかもしれないが、冒頭の重賞馬2頭や、前述のマウレア、リリーノーブルに比べると、派手さに欠ける。そのため、人気の盲点になりそうだ。

 地味とはいえ、今回が5戦目と経験豊富な馬。人気薄のファンタジーS組による過去の好走を考えると侮れない。大舞台で下克上を起こしても不思議ではない。