見た目も、性格も「怪物」にそっくり。やんちゃ娘シエラに膨らむ期待 (2ページ目)
さらに、ゴールデンドックエーは日本で繁殖入りしてからも、母として着々と実績を積み上げている。
2012年に生んだアルバートドック(牡5歳/父ディープインパクト)は、3歳クラシックでは日の目を見ることはなかったものの、古馬になってから重賞戦線で活躍。GIII小倉大賞典(小倉・芝1800m)、GIII七夕賞(福島・芝2000m)とふたつの重賞タイトルを手にしている。
2013年生まれのリライアブルエース(牡4歳/父ディープインパクト)も、足もとの弱さから順調に使えなかったが、同馬を管理するスタッフはその素質を高く評価。デビュー2戦目できっちり初勝利を飾って、能力の一端を見せている。
そうした背景もあって、関係者やファンが大きな期待を寄せるシエラ。間近に接しているスタッフはどう評価しているのか、関西競馬専門紙のトラックマンが仔細を伝える。
「管理する須貝厩舎では、シエラの調教などを見て、時計や動きは『水準以上』といった評価をしています。兄アルバートドックも管理していますが、『兄はスラッとしているのに対し、こちらは筋肉質』とのこと。毛色も兄は鹿毛でしたが、シエラは栗毛で『この辺りは父親が出ているのでは』と、スタッフは話していました」
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