関屋記念で浮上する穴馬3頭。キーワードは「巻き返し、3歳、頭打ち」 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 同馬は、前走・中京記念(7月23日)では3番人気に推されながら、5着と敗れた。その結果、今回は人気が落ちそうだが、過去の例から見限るのは早計だろう。2走前には、今回とまったく同じ条件のオープン特別・谷川岳S(4月30日/新潟・芝1600m)で2着となっており、コース適性も高い。

 そして何より、この馬は昨年の関屋記念でも2着(7番人気)と奮闘。その際も、中京記念で5着に敗れてからの巻き返しだった。同じ臨戦過程で挑む今回、1年前の再現を果たしてもおかしくない。

 続いて、関屋記念の過去の傾向から注目したいのが、3歳馬。というのも、過去10年で3歳馬は8頭しか出走していないが、そのうち2頭、2011年3着のサトノフローラ(3番人気)、2015年3着のヤングマンパワー(9番人気)が馬券圏内に絡んでいるからだ。確率で考えれば、決して低くない。

 そこで、今回狙ってみたいのが、唯一の3歳馬となるオールザゴー(牡3歳)。3カ月の休み明けではあるが、休養前にはGI NHKマイルC(5月7日/東京・芝1600m)で5着と健闘している。

 先述のヤングマンパワーも、NHKマイルC6着のあと、関屋記念で3着に入った。それを考えれば、オールザゴーへの期待はますます膨らむ。

 最後に、冒頭で触れた10番人気以下の激走馬をヒントにして、それと似たタイプの穴馬を探ってみたい。

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