荒れない関屋記念。この「実績馬」が
外枠ならば、勝ったも同然
今週末8月13日に新潟で行なわれるGIII関屋記念(芝1600m)は3歳以上による重賞。別定戦であることから、夏の重賞にしては波乱が少なく、過去10年、1番人気馬は3勝、2着3回とまずまずの成績。10番人気以下の人気薄馬も3着が3回あるだけと、それほど大荒れはしないレースである。そういった傾向を頭に入れつつ、分析してみよう。
メートルダール(牡4歳/美浦・戸田博文厩舎)は前走の多摩川S(1600万下、6月11日/東京・芝1600m)を勝って勢いに乗る1頭。2走前のGIII新潟大賞典(5月7日/新潟・芝2000m)でも0秒3差の3着に入り、コース適性も示している。前走は初の1600m戦だったが、出遅れ気味のスタートから外を回って、早めに先頭に立つというやや強引な競馬で押し切っており、着差以上の強さを感じさせた。
父ゼンノロブロイ産駒は過去約5年の新潟・芝1600m成績で6位となる5勝、2着5回の成績を残しており、比較的得意といえる条件だ。鞍上のミルコ・デムーロ騎手はこの馬とのコンビで2戦2勝と、騎手も好相性。馬自身も13戦して[5-1-5-2]で、最低着順が6着という安定しているタイプなので、上位争いは必至だろう。軸馬に最適の存在だ。
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