サトノダイヤモンドで挑む天皇賞・春。「負けられない」ルメールの胸中 (4ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 本質的な距離適性はもう少し短いところにありながら、それでもサトノダイヤモンドが大阪杯(4月2日/阪神・芝2000m)ではなく、あえて天皇賞・春を選択したのは、秋に凱旋門賞(フランス・芝2400m)を戦うため。世界最高峰のレースを制するには、日本ではこれぐらいの距離をこなしておく必要があるため、と言われる。

 世界を目指す馬にとっても、春のクラシック前半戦の屈辱を晴らし、後半戦への巻き返しを期す騎手にとっても、ここは本当に負けられない、大事な一戦となる。

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