天皇賞・春は有馬記念の再現?キタサンブラックに逆転の目はあるか (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki 村田利之●写真 photo by Murata Toshiyuki

【コース適性】
 2頭ともに京都コースは3戦3勝。キタサンブラックは菊花賞、天皇賞・春、GII京都大賞典(芝2400m)とすべて重賞で、サトノダイヤモンドは新馬戦(芝2000m)、GIIIきさらぎ賞(芝1800m)、菊花賞という内訳だ。コースに関しては2頭とも死角はない。

■結論
 2頭とも無敗のコースで死角なし。

【道悪適性】
 雨が降って道悪(稍重〈ややおも〉、重、不良)馬場になったケースを想定し、適性をチェックしておこう。サトノダイヤモンドは重馬場の新馬戦を2馬身半差で、稍重だった2戦目の2歳500万下(阪神・芝2000m)も3馬身半差で勝利している。キタサンブラックは稍重の新馬戦(東京・芝1800m)を4角11番手から差し切って1馬身1/4差で勝利。同じく稍重のGI宝塚記念では3着に敗れている。しかし、敗れたとはいっても2着のドゥラメンテとはハナ差という中身の濃い走りだった。稍重は苦にしないし、その走りから重馬場は得意そうな雰囲気もある。ただ、重馬場以上は経験がないので、経験のあるサトノダイヤモンドにやや分があると言えるだろう。

■結論
重馬場なら経験のあるサトノダイヤモンドがやや上か。

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