皐月賞、レイデオロで挑むルメール騎手の勝算「きっとダイジョブ!」 (2ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

──ただ心配されるのは、そのホープフルSのあと、レースを使っていないこと。およそ3カ月半の休養を挟んで、ぶっつけで皐月賞に臨むことになります。何かアクシデントでもあったのですか?

「ノー。ホープフルSを勝ったあと、すぐに藤沢(和雄)先生が『このあとは、皐月賞まで使わない』とおっしゃいました。メインターゲットは、あくまでもダービー(5月28日/東京・芝2400m)だからです。ダービーに向けてトップコンディションに持っていくには、トライアルを使わずに皐月賞を叩いて、そこからダービーへ行くのがベストと判断したわけですね。レイデオロは、まだ馬体が出来上がっていないところがありますから、僕もそれがベストだと思いました」

──つまり、ぶっつけで皐月賞に向かうのは、予定の行動だったわけですね。

「レイデオロは軽い馬です。だから、おそらくトライアルはいりません。中山は得意ですし、(ぶっつけでも)きっと皐月賞もダイジョブ!」

──ところで、レイデオロに最初に乗ったときの印象はどんなものでしたか。その頃から、クラシックの有力候補になれると思っていましたか。

「レイデオロもソウルスターリングと同じで、デビューした頃はとてもテンションが高い馬でした。まだ、子どもでしたね。だから、そんなにすごいとは思わなかったけど、だんだんとよくなっていきました」

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