アンカツ流序列に驚いた。皐月賞、ダービーが見える「3歳牡馬番付」 (5ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

小結:カデナ(牡3歳)
(父ディープインパクト/戦績:5戦3勝、2着2回)

 この馬が勝利した弥生賞(3月5日/中山・芝2000m)のレースぶりを見て、「先行有利のスローの流れを、外から見事に差し切ったから強い」と評価している人が結構いるみたいだけど、はたしてそうだろうか。

 自分は、あのレースの流れが、逆にこの馬に向いたんじゃないか、と見ている。つまり"はまった"と。

 もともと、一瞬しか切れないタイプ。展開がはまれば、弥生賞のときのように強い勝ち方を見せるけど、時計が速くなったり、自分から勝ちにいく競馬をしたりしたら、どれだけの脚が使えるのか、未知な部分がある。それに対して、自分は「案外、それほどでもないんじゃないかな」という気がしているわけ。

 馬体も小さくまとまっている感じで、ノビノビしたところがない。ちょっと人気先行のきらいがあって、番付的にはこれぐらいの馬だと思うよ。

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