アンカツ流序列に驚いた。皐月賞、ダービーが見える「3歳牡馬番付」 (4ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

関脇:スワーヴリチャード(牡3歳)
(父ハーツクライ/戦績:4戦2勝、2着2回)

 前走の競馬は強かった。クラシックに関わりが深いと言われる共同通信杯(2月12日/東京・芝1800m)で、それもムーヴザワールド(牡3歳/父ディープインパクト)ら評判馬が何頭かいた中で、2着に2馬身半差をつけての完勝だったからね。あの勝ち方は評価されていいと思う。

 馬体もいい。ゆったりとした作りの馬だよね。こういう馬は、レースを使うごとに、どんどん力をつけてくるタイプが多い。いわゆる「使ってよくなる」というやつ。そういう意味ではこの先、もっとよくなる可能性がある。皐月賞でも、ダービーでも、いいところに絡んでくるんじゃないかな。

 ただ、この馬は負けたときが、意外とだらしない。こういうタイプの馬は往々にして「底力に欠ける」ということがあるんだけど、この馬も案外そうなのかもしれない。もしそうだとしたら、そこが弱点になるだろうね。

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