大阪杯、過去にGI馬を負かした伏兵にソックリな「穴馬3頭」を発見 (4ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 ディープインパクト産駒の同馬は、33秒台の切れ味を秘める。過去にはGI天皇賞・秋(東京・芝2000m)や香港のGIで、2着、3着と奮闘しており、能力的には大仕事をやってのける可能性は大いにある。前走のGII金鯱賞(3月11日/中京・芝2000m)では6着に終わったが、叩き2走目で調子を上げてくれば面白い。

 最後に、今回のメンバーの中には、かつてこの舞台で金星を挙げた1頭と酷似している馬がいる。金星を飾ったのは2010年のテイエムアンコール、それと似ているのはサクラアンプルール(牡6歳)である。

 「遅咲き」のサクラアンプルールが波乱を起こすか!? 「遅咲き」のサクラアンプルールが波乱を起こすか!? テイエムアンコールは、5歳の夏にようやくオープン入り。その後、6歳となった2月の中山記念(中山・芝1800m)に出走し、12番人気ながら2着と激走して大阪杯に挑んだ。

 ただ、さすがにその結果がフロックと思われ、大阪杯では6番人気止まり。単勝は21.5倍もついていたが、GI3勝のドリームジャーニーなどを相手に快勝し、ベテランの6歳馬がファンをあっと驚かせたのである。

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