朝日杯FSで怪物娘ミスエルテを驚かせる「超穴馬2頭」が浮上した (3ページ目)
そこで、それら台頭した穴馬2頭の臨戦過程を参考にして、今年波乱を起こしそうな伏兵馬を探してみたい。
まずは、2014年に2着となったアルマワイオリ。同馬は、朝日杯FSの2走前にオープンクラスのもみじS(京都・芝1400m)を勝利。そして、直前はGIIデイリー杯2歳S(京都・芝1600m)で4着と健闘していた。
しかし、この4着はレースレベルなどに疑問符がついて、アルマワイオリの評価は急落。その結果、本番では伏兵レベルの存在となったが、人気とは裏腹の激走を見せ、オープンクラスや重賞レースでの実績がフロックではないことを示した。
今年のメンバーの中から同馬に似ている馬を探すなら、やはり前走のデイリー杯2歳S(11月12日)で好走しながら、人気が上がりそうにない馬だろう。浮上するのは、同レース2着のボンセルヴィーソだ。
同馬は1200mのデビュー戦こそ8着に敗れたものの、2戦目で4着に入ると、3戦目で初勝利。そして、デイリー杯2歳Sでは、これまでにない逃げの手に出て、そのままゴール前まで粘り込んだ。
前走は展開に恵まれた印象が強く、人気が上がらないのは確実。だが、重賞で上位に来ていることは事実であり、この時期にレースによってさまざまな競馬ができるのも強み。その器用さを武器にして、GIの舞台で波乱を起こしてもおかしくない。
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