ジャパンCでディーマジェスティの
巻き返しが見込める「3つの理由」 (2ページ目)
菊花賞のあと、競馬関係者やファンの声を聞くと、どうやら「その程度」という見方が大勢を占めているようだ。
はたして、本当にそうだろうか。
ジャパンCに臨むディーマジェスティ。その強さを改めて証明できるか ポイントのひとつは、菊花賞の敗因にある。レース直後は、実力のほか、距離やコースが敗因とされた。だが、どうやら真相は"太め残り"ということらしい。
前走比プラス6kgは、一見許容範囲だが、関東からの輸送を考えるとやや重め。しかも、馬体重が480kg台になったのは、デビュー以来、初めてのこと。ということは、プラス分は成長ではなく、確かに「太めが残った」と考えられる。
実際、主戦の蛯名正義騎手も、「今にして思えば、(菊花賞のときは)馬体が立派だったかも......」と語って、その点を一番の敗因に挙げているという。
もうひとつポイントを挙げれば、菊花賞というレースそのものにある。
このレースは、2001年のマンハッタンカフェ以来、実に15年もの間、関東馬が勝っていない。まさしく、関東馬にとっては"鬼門"のレースなのだ。
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