海外馬券第2弾・メルボルンカップでガッポリ稼げる有力馬は? (2ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 メルボルンカップはオーストラリア最大のレースではあるが、決してオーストラリアにおける"最強馬決定戦"ではない。それは3200mという長丁場であり、ハンデキャップ戦である点が大きい。さらにフルゲートは24頭。加えて、日本の競馬の感覚では考えにくいのが、当たり前のように中10日、中2日などで使ってくる馬がおり、それらが好走するケースも少なくないことだ。それだけに馬券という観点では、世界の大レースの中でも屈指の当てにくさであるとも言える。

 そこで、馬券の検討は大胆に考えたい。

 まず、本稿執筆時点では、1番人気ハートネル(セン6歳※、56kg)、2番人気オーシャノグラファー(セン5歳、52kg)、3番人気ジャメカ(牝4歳、54.5kg)までが現地における単勝10倍以下。これが日本ではどのようなオッズになるかも注目が必要だ。

 ※オーストラリアは8月1日で馬の年齢が1歳加算されるため、北半球産の馬は、本来の年齢より1歳上で表記。本稿もそれに準拠する。

 過去の勝ち馬を見ていくと、ハンデが53.5~56kg(牝馬は51.5~54kg)、年齢は4~6歳、1年以内に重賞勝ち、オーストラリア産馬以外、というのがホットゾーンとなっている。

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る