ビールがうまい! 門別競馬場で存分に満喫した「旅打ち」のよさ (3ページ目)

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text&photo by Niiyama Airo

 競馬新聞を見てあれこれ考えながら、場内に流れるテレビの解説を聞くともなく聞いていると、「単騎逃げ」という言葉が耳に飛び込んできた。4、5番人気の6番の馬にその可能性があるという。

 途端にピカッとひらめいた。

「その馬から買おう!」と決めた。

 鞍上も、ホッカイドウ競馬では最も全国に名の知れた五十嵐冬樹騎手。かつて、あのコスモバルクの主戦騎手を務めていたホッカイドウの名手である。これも心強い。

 6番の馬から、今回も馬単で4点勝負。

「旅打ち」最後のレースが的中。ススキノでの飲み代ができた!「旅打ち」最後のレースが的中。ススキノでの飲み代ができた! なんと、これがまたしても当たった!

 予想どおり、6番の馬が単騎の逃げを打って、最後は1番人気の馬に詰め寄られるも、逃げ切り勝ちを収めた。

 馬単6-3の配当は、2760円。再び、ビール売り場へ駆け込んだ。

 札幌、帯広での"ボウズ"が嘘のように、この日は本当によく当たった。

 門別、サイコー!

 最終的に収支は1万2000円の儲け。「掛け金が少ない」とか「せこい」とか「オレならもっと儲かった」などという批判はあるかもしれないが、こういう勝負でもワタシはすごく楽しかった。十分すぎるほど、「旅打ち」を満喫できた。

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