2016.06.06

GI6勝の女傑、あのブエナビスタの初仔が今年、ついにデビュー

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

厳選!2歳馬情報局(2016年版)
第2回:コロナシオン

 2008年から2011年にかけてGI6勝を積み重ねて、「名牝」としての確固たる地位を築いたブエナビスタ。牝馬限定のGI(阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークス、ヴィクトリアマイル)でケタ違いの強さを見せただけでなく、牡馬混合のGIでも高いパフォーマンスを披露。2度の勝利を飾った(天皇賞・秋、ジャパンカップ)。負けたレースでもほぼ上位争いを演じて、まさしくその時代の頂点を極める存在だった。

 その偉大なる女傑がターフから去って4年半。繁殖牝馬となった彼女の初仔が今年、デビューを迎えようとしている。2014年2月3日に生まれ、コロナシオン(牝2歳/父キングカメハメハ)と名づけられた牝馬である。

大きな注目を集めているブエナビスタの初仔コロナシオン 母が母だけに、生まれたときからニュースになるなど、多大な注目を集めてきた同馬。デビュー前の育成では、どんな様子だったのだろうか。担当したノーザンファーム早来(北海道)の村上隆博氏は、4月の時点でこう話していた。

「(デビューの年を迎えて)注目が集まる1頭ですよね。育成をする中では、徐々に体に幅が出てきて、筋肉のつき方もしっかりしてきました。そうして、シルエットがだいぶ母に似てきたように思います。動きも柔らかくていいです。(デビューが)楽しみですね」

 母にシルエットが似てきたというコロナシオンだが、育成の進め方についても、母の辿(たど)った過程を歩んでいるという。村上氏が続ける。