2016.04.05

安藤勝己がズバリ選定。桜花賞・オークスに挑む「3歳牝馬番付」

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

桜花賞では断然の1番人気が予想されるメジャーエンブレムいよいよ春のクラシックシーズンの到来である。4月10日には牝馬クラシック第1弾の桜花賞が開催される。その注目の一戦を前にして、今年も元ジョッキーの安藤勝己氏に、クラシックに挑む3歳馬の実力を分析・診断してもらった。その結果を受けて今回は、安藤氏選定の「2016年 3歳牝馬番付」を発表したい。

  今年の3歳牝馬は、2歳GIの阪神ジュベナイルフィリーズ(2015年12月13日/阪神・芝1600m)を制し、年明けのクイーンC(1着。2月13日/東京・芝1600m)でも強い競馬を見せたメジャーエンブレム、そしてトライアル戦のチューリップ賞(3月5日/阪神・芝1600m)を勝ったシンハライト、2着ジュエラー、この3頭が抜けている。クイーンCも、チューリップ賞も、1分32秒台の好タイムをマークして時計的にも優秀。ここ数年の上位馬と比べても、3頭のレベルは相当高いと思うよ。

 その分、それ以下の馬たちとは大きな差がある。ゆえに、桜花賞(4月10日/阪神・芝1600m)も、オークス(5月22日/東京・芝2400m)も、おそらく勝ち馬はこの3頭の中から生まれるだろうね。

 世間的にはメジャーエンブレムの「一強」と言われているようだけど、自分はそんなふうには考えていない。スタートとか、レースの流れとか、ちょっとしたことで着順が入れ替わるような、そんなわずかな差しか、この3頭の間にはないと思っている。つまり、「断然」と言われているメジャーエンブレムにも付け入る隙がある、ということだ。

 今年の牝馬クラシック二冠は、「1強」ではなく「3強」の争いだと、自分は見ている。