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【競馬】弥生賞後に診断「2015年3歳牡馬ランキング」 (4ページ目)

  • text by Sportiva

 4位は、共同通信杯でリアルスティールと接戦を演じたドゥラメンテ(牡3歳/父キングカメハメハ)。

吉田氏
「共同通信杯では、血統からくる不安要素が爆発し、力み通しのチグハグな競馬でした。さらに(外を回る)距離的なロスがあった中で、リアルスティールとコンマ1秒差は強さの証明。ただ、皐月賞にはぶっつけで、もし除外ならば、青葉賞(5月2日/東京・芝2400m)からダービーという青写真には、不安を感じます。実戦での経験値が増えれば、もっと能力を発揮できると思うのですが……」

 5位には、弥生賞での2着が評価されてブライトエンブレムが圏外からランクインした。

市丸氏
「指数では、4コーナーで通ったコースも考慮されていることから、勝ったサトノクラウンより上になります。さらに上がり3ハロン(600m)のタイムも、サトノクラウン(35秒7)を上回って最速の35秒2。人気を考えると、ブライトエンブレムは、かなり美味しい存在になりそう」

 一方、弥生賞7着惨敗でランク外に落ちたシャイニングレイだが、吉田氏は以前同様、高い評価を与えている。

吉田氏
「弥生賞では、前向きな気性面がすべて悪い方向に出てしまいました。結果、大きな課題が浮き彫りになったものの、あまりのボロ負けで『能力負けではない』と思えるのが救い。素材的には、巻き返しできる能力の持ち主で、本番では気楽な立場で挑めることがプラスに作用しそう」

 また、惜しくもランク入りは逃したものの、京成杯(1月18日/中山・芝2000m)を勝ったベルーフ(牡3歳/父ハービンジャー)の評判も高かった。

土屋氏
「京成杯は、17頭立ての大外発走。この時期の3歳馬には酷な枠順にもかかわらず、大外から差し切った内容にスケールのでかさを感じました」

 今後、皐月賞のトライアルは、3月21日に若葉S(阪神・芝2000m)が、3月22日にスプリングSが開催される。そして、3月28日には皐月賞への最終便となる、GIIIの毎日杯(阪神・芝1800m)が行なわれる。次回は、それらの結果を踏まえて、牡馬クラシックを占う最終ランキングを発表する予定だ。

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