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【競馬】弥生賞後に診断「2015年3歳牡馬ランキング」 (3ページ目)

  • text by Sportiva

 2位~4位は、前回ランキングの1位~3位がそのまま降格した形で、前回1位のリアルスティール(牡3歳/父ディープインパクト)が2位となった。それでも、総合ポイントは前回より3ポイント下げたのみ。二者がトップ指名と、依然評価は高い。次走は、スプリングS(3月22日/中山・芝1800m)に出走予定だ。

  木南氏
「現状でも、3歳ナンバー1はこの馬だと思います。父ディープ×母父ストームキャットという配合どおりのスケール感が、逆に(小回りでトリッキーな)中山では仇(あだ)になる不安もありますが、無敗のまま本番を迎えてもらいたいです」

吉田氏
「テン良し、中良し、終(しま)い良しの共同通信杯(2月15日/東京・芝1800m)の内容から、世代トップクラスの力量馬であることは間違いありません。唯一気になるのは、四白(爪が4本とも白い)の馬は爪が柔らかく、若駒のうちは無理使いができないことから、牡馬のクラシックを長らく勝っていないこと」

 3位は、朝日杯フューチュリティS(以下、朝日杯FS。12月21日/阪神・芝1600m)の覇者、ダノンプラチナ(牡3歳/父ディープインパクト)。2位リアルスティールとは、前回と同じく1ポイント差のまま。こちらも、次走の予定はスプリングSで、両者の直接対決が注目される。

木南氏
「ベゴニア賞(11月30日/東京・芝1600m)、朝日杯FSと、緩い馬場のレースで快勝しているように、とにかく走りのバランスが優れています。あのバランス感覚を見ると、ディープ産駒の中では最も中山をこなせそうな馬。距離への融通性もあると思います」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「3歳の重賞レースがいくつか消化されてきたにもかかわらず、2歳時の朝日杯FSの指数()が、弥生賞の指数に次ぐもの、ということ自体が評価できます。(ダノンプラチナが出走する)スプリングSの結果次第で、牡馬クラシックの勢力図はかなり固まりそうな気がします」
※市丸氏が独自に編み出したTF(タイムフィルター)指数。

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