【競馬】好調ハービンジャー産駒の次なる期待馬は?
厳選!2歳馬情報局
第7回:サンマルティン
今夏から産駒がデビューしている新種牡馬のハービンジャー。ヨーロッパのGIキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(イギリス・芝2400m)を制し、鳴り物入りで輸入された同馬は、種牡馬として理想的なスタートを切っている。
これまでにデビューしたハービンジャー産駒は、述べ25頭(8月24日時点)。そのうち、5頭が勝利を飾って、新種牡馬の中ではトップの成績を残している。
こうなると俄然注目を集めるのが、これからデビューを目指すハービンジャー産駒である。名牝との間に生まれた期待の2歳馬はまだ数多くいる。
母ディアデラノビアが果たせなかったGI制覇が期待されるサンマルティン。 その一頭が、重賞3勝のディアデラノビアを母に持つサンマルティン(牡2歳)だ。
母ディアデラノビアは現役時代、2005年のオークス(東京・芝2400m)や、2006年のヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)で3着になるなど、牝馬GI戦線を沸かした存在。最終的にGIの勲章には手が届かなかったものの、強烈な追い込みが印象的な"切れ者"だった。
引退後も、ディアデラノビアは繁殖牝馬として素質馬をコンスタントに輩出。2番仔のディアデラマドレ(牝4歳/父キングカメハメハ)は、母譲りの末脚を武器とし、今年6月のGIIIマーメイドS(阪神・芝2000m)で初の重賞勝利を飾った。3番目の仔であるディアデルレイ(牡3歳/父キングカメハメハ)も、デビュー戦を楽勝するなど能力の高さを証明。こうした兄姉たちの活躍によって、サンマルティンへの期待は一層高まっている。
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