2014.04.15

【競馬】川田将雅が明言「トゥザワールドは勝たなければいけない馬」

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • JRA●写真

ドラマチック春競馬(9)
「3強物語」トゥザワールド編

今年は有力馬が目白押しの牡馬クラシック(皐月賞→ダービー)戦線。それでも、主役候補として高い評価を受けているのは、目下4連勝中のトゥザワールドだ。主戦を務めるのは、ハープスターで桜花賞を制した川田将雅騎手。今回は彼に、トゥザワールドで挑む牡馬クラシックへの手応えを語ってもらった。

前哨戦の弥生賞を制したトゥザワールド。――デビュー戦(2013年9月28日/阪神・芝1800m)は2着でしたが、その後は4連勝のトゥザワールド。まさに破竹の勢いで、前走は皐月賞(4月20日/中山・芝2000m)トライアルの弥生賞(3月9日/中山・芝2000m)を制しました。2着ワンアンドオンリー(牡3歳)とハナ差の接戦になったことは、正直、ヒヤッとさせられましたが、同レースについてはどう評価していますか。

「連勝中と言っても、重賞級の強いメンバーと対戦するのは、弥生賞が初めて。枠順も7枠(10番)と外枠でした。それで、普通に競馬をしてみて、トゥザワールドがどれだけやれるのか、見てみたいと思っていました。最後は(2着馬に)あそこまで詰め寄られて苦しい競馬になりましたけど、結果的には勝ち切りましたからね。内容としては、よかったと思っています」

――強い勝ち方を期待していたファンは、やや物足りなさを感じたと思いますが、川田騎手自身は、十分評価できる内容だったと見ているわけですね。

「道中、前(の馬群)が遅かったので、(ペースを速めようと)それを動かしにいって、動かしてから一旦待ったり、4コーナーでは戸崎(圭太)さんの馬(アデイインザライフ=3着)の手応えがよかったので、それを締め(牽制し)にいったり、僕自身、(トゥザワールドには)あえて無駄な動きをたくさんさせましたからね。ひたすら脚をためて、楽に乗って、最後に詰め寄られたわけではないですから。それで、結果を出したことは評価できると思います。ただ本当は、無駄なことをさせても楽に勝てると思っていたんですけどね。そこまでは、甘くなかったということです。それに、2着に来た馬が、僕が思っていた以上に強かった。そこが、やや想定外でした」