【競馬】阪神JF、本命コレクターアイテムの逆転候補はアユサン

末脚鋭いアユサン。阪神JFでの躍進が期待される。末脚鋭いアユサン。阪神JFでの躍進が期待される。元ダービージョッキー
大西直宏が読む「3連単のヒモ穴」

「2歳女王」を決める阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)が、12月9日に開催されます。「女王」と言ってもキャリアの浅い2歳牝馬。人間で言えば、小学生か中学生ぐらいです。まさに子供の運動会のようなもので、どの馬が勝っても不思議はなく、年間を通していちばん難しいGIレースと言えるかもしれません。

 それでも同レースからは、牝馬三冠のアパパネをはじめ、桜花賞と秋華賞の二冠を制したテイエムオーシャン、そして牡馬一線級と凌ぎを削って何度もGIを制してきたブエナビスタやウオッカなど、のちに「女傑」と言われる名馬が何頭も生まれています。牝馬の場合は、牡馬以上に完成度と素質の差が若いうちから出やすいからか、時にそんな馬が出現する、楽しみなレースでもあります。

 はたして、今年のメンバーから、そういう名馬が生まれるのか。

 可能性があるとすれば、デビューから一貫してマイル戦(1600m)を選んで使ってきているコレクターアイテム(牝2歳)だと思っています。

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